正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
Duchenne型筋ジストロフィーは、近位筋から筋力低下が進行し、10歳前後で歩行が困難になります。
学齢期の機能の変化に合わせて、生活や学習の支援を工夫することが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 筋力低下は近位筋から進むため、小学校3〜4年では手指の機能は比較的保たれます。
書字動作が保たれるという記述は正しいです。
2:× 小学校高学年では歩行が困難となり、移乗や立ち座りに介助が必要になります。
トイレ動作に介助が必要という記述は正しいです。
3:○ 歩行消失後は、長下肢装具を用いた立位・歩行練習などで起立機能をできるだけ維持し、移動には車椅子を活用します。
四つ這い生活を積極的に指導すると、股・膝関節の屈曲拘縮や脊柱変形を助長するおそれがあるため、誤りです。
4:× 小学校高学年から中学校では上肢を持ち上げる力が低下し、机上での作業が困難になります。
美術の時間に補助具の工夫が必要という記述は正しいです。
5:× 中学校から高校では手指の筋力も低下し、キーボードやマウスの操作が困難になります。
パソコンの入力装置に工夫が必要という記述は正しいです。
【ポイント】
Duchenne型筋ジストロフィーでは、歩行消失の前後から関節拘縮と脊柱側弯が進行しやすくなります。
立位の機会を確保し、車椅子の座位姿勢を整えることが変形予防につながります。