正答2
解説
正解は2です。
高齢者の肺炎は、症状が典型的でなく、誤嚥が関わることが多いのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 高齢者の肺炎では高熱が出にくく、微熱や発熱なしのこともあります。
食欲低下や意識の変化だけが目立つこともあります。
2:○ 高齢者では嚥下機能と咳反射が低下し、口腔内の細菌を含む唾液や食物を誤嚥しやすいため、誤嚥性肺炎が多くなります。
3:× 誤嚥したものは重力で下へ流れるため、病巣は肺尖部ではなく、下葉の背側などの肺底部に多くなります。
4:× 高齢者では咳反射は亢進ではなく低下します。
そのため気づかないうちに誤嚥する不顕性誤嚥が起こります。
5:× 高齢化に伴い、肺炎による死亡は減少しておらず、増えています。
出題当時、肺炎は日本人の死因の第3位でした。
【ポイント】
不顕性誤嚥(むせのない誤嚥)は、脳血管障害の後遺症や Parkinson 病の患者で特に起こりやすいです。