正答1
解説
正解は1です。
フレイルは、加齢で心身の予備能力が低下し、ストレスに弱くなった状態です。
健康と要介護の中間の段階で、適切な介入で元に戻りうる点が特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ フレイルの身体的な中核は筋力と筋量の低下で、加齢性の筋量減少であるサルコペニアと深く関連します。
サルコペニアは低栄養や活動量の低下と悪循環をつくります。
2:× フレイルでは体重が増えるのではなく、意図しない体重減少がみられます。
Fried らの評価基準にも体重減少が含まれます。
3:× フレイルは英語の frailty の訳語で、従来の「虚弱」を指す概念です。
虚弱高齢者と区別される別の病態ではありません。
4:× 地域在住の高齢者でフレイルに該当するのは2%程度ではなく、およそ1割前後と報告されています。
5:× フレイルには身体面だけでなく、認知機能の低下や抑うつなどの精神・心理的な側面と、社会的な側面も含まれます。
精神的な活力の低下も判断の要素です。
【ポイント】
Fried らの基準は、体重減少、疲労感、筋力低下、歩行速度の低下、身体活動量の低下の5項目です。
3項目以上でフレイル、1〜2項目でプレフレイルと判定します。