正答4
解説
正解は4です。
椅子からの立ち上がりは、体幹を前傾させて重心を前方へ移す相、殿部を座面から離す離殿、身体を伸展させて重心を上方へ移す相に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 体幹を前傾させると、上半身の重みが前方にかかります。
そのため座圧中心は後方ではなく前方へ移動します。
2:× 離殿までの身体重心の前方移動は、主に股関節の屈曲による体幹の前傾で起こります。
膝の屈曲によって起こるのではありません。
3:× 立ち上がりでの身体重心の上方への移動量と前方への移動量は大きくは違いません。
上方への移動が前方のおよそ2倍になるわけではありません。
4:○ 大腿直筋やハムストリングスなどの二関節筋は、股関節と膝関節を同時に制御します。
これらが協調して働くことで、身体重心を前方から上方へと滑らかに方向転換させています。
5:× 離殿後、足圧中心は足部の範囲内に移り、立位に近づくにつれて安定します。
立位直前に大きく後方へ変位することはありません。
【ポイント】
立ち上がりでは、体幹前傾で重心を足部の上まで運び、その後に下肢の伸展で上方へ持ち上げます。
二関節筋は、隣り合う関節の動きを連動させて動作の方向を制御する役割を担っています。