正答2
解説
正解は2です。
筋が収縮を繰り返すと、エネルギー源の消費と代謝産物の蓄積が起こり、張力が低下します。
これが筋疲労です。
【選択肢別解説】
1:× 強い運動で無酸素性の代謝が進むと、乳酸は減少ではなく増加します。
2:○ 筋収縮ではATP(アデノシン三リン酸)がADP(アデノシン二リン酸)と無機リン酸に分解されます。
ATPの再合成が追いつかなくなると、ADP濃度が増加し、疲労の一因となります。
3:× 筋グリコーゲンはエネルギー源として消費されます。
疲労時には増加ではなく減少しています。
4:× 乳酸の産生などで水素イオンが増えるため、筋形質のpHは上昇ではなく低下します。
pHの低下は収縮の効率を下げます。
5:× 疲労時には、筋小胞体のカルシウムイオンの放出と取り込みの両方が低下します。
取り込みの増加ではなく低下により、弛緩が遅くなります。
【ポイント】
筋疲労時は、ADP・無機リン酸・乳酸・水素イオンが増え、ATP・クレアチンリン酸・グリコーゲンが減ります。
増えるものと減るものをセットで覚えましょう。