正答4
解説
正解は4です。
重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己抗体により、筋の易疲労性と筋力低下が起こる自己免疫疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 重症筋無力症は神経筋接合部の疾患で、髄鞘が壊れる脱髄性疾患ではありません。
脱髄性疾患の代表は多発性硬化症や Guillain-Barré 症候群です。
2:× 症状は動作を繰り返すと悪化し、休むと回復します。
そのため朝は軽く、夕方に悪化する日内変動がみられます。
3:× 眼瞼下垂や複視などの眼症状は、初発症状として最も多くみられます。
複視を生じることは稀ではありません。
4:○ 感染症は、急激に筋力低下が進み呼吸不全に至るクリーゼの代表的な誘発因子です。
ほかに、手術、ストレス、一部の薬剤などもクリーゼを誘発します。
5:× 筋力低下は四肢の近位筋に起こりやすいです。
遠位筋が優位に障害されるのは、多発神経障害などの特徴です。
【ポイント】
重症筋無力症は、易疲労性・日内変動・眼症状・近位筋優位が特徴です。
運動療法では疲労をためないよう、休息を挟みながら負荷を調整します。