正答4
解説
正解は4です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない練習)です。
すくみ足は、歩き始めや方向転換、狭い場所で足が床に貼り付いたように出なくなる現象です。
外的な手がかりを利用し、支持基底面を確保して転倒を防ぐ練習が基本です。
【選択肢別解説】
1:× 横歩きは前方への一歩が出にくいときでも、足を出しやすい練習です。
側方へのバランス練習にもなり、見守り下で行えば適切です。
2:× 階段は段差が視覚的な手がかりとなり、すくみ足の患者でも足が出やすくなります。
見守り下で行う階段昇降は、適切な練習です。
3:× スラローム歩行は、方向転換でのすくみを減らすための練習になります。
大きく回る練習を見守り下で行うのは適切です。
4:○ 歩隔を狭めると支持基底面が狭くなり、左右へのバランスが悪くなります。
すくみ足がある患者では転倒の危険が高まるため、適切ではありません。
むしろ歩隔をある程度広くとり、歩幅を大きくするよう練習します。
5:× メトロノームの音は、リズムを示す聴覚的な手がかりとなります。
一定のリズムに合わせることで、すくみが減り歩行が改善します。
【ポイント】
Parkinson 病のすくみ足には、床の線などの視覚的手がかりや、音のリズムなどの聴覚的手がかりが有効です。
小刻みで歩隔の狭い歩行は転倒の原因になるので、大きな歩幅と安定した支持基底面を意識させます。