正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
Daniels らの徒手筋力テストで、段階3(重力に抗して全可動域を動かせる)を座位で判定する筋を選ぶ問題です。
検査肢位は版によって変更があるため、出題当時の版(第9版)の方法で考えます。
【選択肢別解説】
1:× 大胸筋の段階3は、背臥位で肩関節90°外転位から水平内転させて判定します。
座位では重力に抗した水平内転にならないため、段階3は判定できません。
2:× 肩甲下筋(肩関節内旋)の段階3は、腹臥位で肩関節90°外転位から上腕を内旋させて判定します。
座位では内旋運動が重力に抗した運動になりません。
3:○ 出題当時の版では、上腕三頭筋の段階3は座位でも判定できるとされています。
座位で上腕を挙上し、肘屈曲位から重力に抗して肘を伸展させる方法です。
4:○ 縫工筋の段階3は座位で判定します。
座位で股関節の屈曲・外転・外旋と膝関節屈曲を同時に行わせ、重力に抗した動きを確認します。
5:× 下腿三頭筋の段階3は、立位で片脚の踵上げを行わせて判定します。
座位では体重を負荷できないため、段階3は判定できません。
【ポイント】
段階3の検査肢位は「その運動が重力に抗する向きになる肢位」で決まります。
股関節屈曲・縫工筋・膝伸展は座位、足関節底屈は立位、肩甲骨内転は腹臥位が代表例です。