正答5
解説
正解は5です。
関節リウマチ(RA)は、滑膜炎によって関節や腱が破壊されていく自己免疫疾患です。
RAに特徴的な手足の変形や腱の障害を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× RAの足部では、外反母趾や外反扁平足が典型的な変形です。
内反足は先天性内反足や神経疾患でみられる変形です。
2:× 脊椎分離症は、成長期のスポーツ選手に多い関節突起間部の疲労骨折です。
RAの脊椎病変は、環軸椎亜脱臼など上位頸椎に起こりやすいのが特徴です。
3:× Heberden結節は、手指のDIP関節(遠位指節間関節)に生じる変形性関節症です。
RAは主にMP関節やPIP関節を侵し、DIP関節は侵されにくい疾患です。
4:× Dupuytren拘縮は、手掌腱膜が肥厚・短縮して指が屈曲拘縮する疾患です。
糖尿病や飲酒との関連が知られ、RAに特有の合併症ではありません。
5:○ RAでは尺骨頭が背側へ脱臼し、その上を滑る伸筋腱が擦り切れて皮下断裂を起こします。
小指から環指へと順に断裂していくことが多く、Vaughan-Jackson症候群と呼ばれます。
【ポイント】
RAの手指変形には、尺側偏位・スワンネック変形・ボタン穴変形があります。
指が急に伸ばせなくなった場合は、伸筋腱皮下断裂を疑います。