46歳の男性。
健康診断で身長170 cm、体重75 kg、BMI 26.0、腹囲88 cmであった。
運動習慣に関するアンケートで以下のように回答した。
この段階の対応として最も適切なのはどれか。
正答5
解説
正解は5です。
行動変容ステージモデルに基づき、アンケートの回答からこの男性の段階を判断する問題です。
現在は運動しておらず、定期的でない運動もしていません。
一方で、今後運動を始めるつもりはあると答えています。
これは、行動を変える意思はあるがまだ始めていない関心期(熟考期)に当たります。
【選択肢別解説】
1:× 仲間づくりや周囲からのサポートは、運動を始めた実行期に継続を助ける働きかけです。
まだ運動を始めていない関心期の対応としては、先を急ぎすぎています。
2:× 具体的な目標を示して継続への動機づけを図るのは、準備期から実行期の働きかけです。
本例はまだ運動を始めていません。
3:× 達成感や楽しさなど運動習慣の意味を認識させるのは、維持期の働きかけです。
運動を習慣として続けている人への対応です。
4:× 運動不足の害や生活習慣病の知識を与えて関心を高めるのは、無関心期の働きかけです。
本例はすでに運動を始めるつもりがあり、関心は持っています。
5:○ 関心期では、始めやすい運動を提案し、自信(自己効力感)を高めることが大切です。
無理のない運動で成功体験を積めば、実際の行動開始へとつながります。
【ポイント】
行動変容の段階は、無関心期・関心期・準備期・実行期・維持期の5段階です。
段階に合わない助言は効果が出にくいため、まず段階を見きわめてから働きかけます。