正答2
解説
正解は2です。
反射検査で刺激を加える部位と方向を、図から判断する問題です。
病的反射の多くは、刺激する場所がずれると誘発されにくくなります。
【選択肢別解説】
1:× 図は小指球側を下から上へこすっています。
掌オトガイ反射は、母指球をこすって同側のオトガイ筋が収縮するかをみる反射です。
正しくは母指球を近位から遠位へ擦過します。
2:○ 図は手掌を尺側から橈側の母指と示指の間へ向けてこすっています。
把握反射は、手掌への圧迫や擦過で手指が屈曲して握り込む原始反射です。
図の刺激部位と方向は正しい方法です。
3:× 図は足底の母趾側(内側)をこすっています。
Babinski反射は、足底の外側縁を踵から小趾側へこすり、母趾の付け根へ向けて曲げます。
母趾が背屈すれば陽性です。
4:× 図は足背をつま先へ向けてこすっています。
Chaddock反射は、外果の下方を後ろから前へこする刺激で誘発します。
5:× 図は下腿の後方寄りをこすっています。
Oppenheim反射は、脛骨の前内側縁を上から下へ強くこする刺激で誘発します。
【ポイント】
Babinski・Chaddock・Oppenheimはいずれも、陽性なら母趾が背屈する錐体路徴候です。
刺激部位は「足底外側・外果下方・脛骨前内側縁」と対応させて覚えましょう。