正答1
解説
正解は1です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(不適切な設定)です。
軟部組織の伸張性を高める目的では、組織温度を上げる温熱効果が必要です。
超音波療法で温熱効果を得るには連続照射を用います。
【選択肢別解説】
1:○ 時間照射率(デューティーサイクル)10〜20%はパルス照射で、主に非温熱効果を狙う設定です。
伸張性を高めるには、時間照射率100%の連続照射で温熱効果を得る必要があります。
2:× 強度1.5 W/cm²は、温熱効果を得るために一般的に用いられる範囲です。
3:× 治療面積はプローブの有効照射面積の2倍以内とするのが原則です。
面積が広すぎると単位面積あたりのエネルギーが不足し、温度が上がりません。
4:× プローブはゆっくり動かすのが原則で、1 cm/秒程度は適切な速度です。
ビーム不均等率(BNR)が5以下と小さいプローブは出力のむらが少なく、安全に使えます。
5:× 照射面積が有効照射面積の2倍以内であれば、数分の照射で組織温度の上昇が得られます。
3〜5分は適切な範囲です。
【ポイント】
温熱目的は連続照射、組織修復の促進など非温熱目的はパルス照射と使い分けます。
伸張運動は組織温度が上がっている間に行うと効果的です。