正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
関節可動域測定法では、運動ごとに基本軸・移動軸・測定肢位が決められています。
図の実線(基本軸)と破線(移動軸)、矢印の向きが基準どおりかを確認します。
【選択肢別解説】
1:× 図は上肢を前方に挙げた位置の線を基本軸にして、そこから外側へ動かす角度を測っています。
肩水平伸展は肩関節90°外転位を開始肢位とし、肩峰を通る矢状面への垂直線を基本軸、上腕骨を移動軸とします。
図は開始肢位と基本軸が基準と異なります。
2:× 肩外旋は上腕を体幹に接し、肘関節を前方へ90°屈曲した肢位で測ります。
基本軸は肘を通る前額面への垂直線、移動軸は尺骨です。
図は肩の位置を回転中心として上肢全体を動かすように描かれており、基準の測り方と一致しません。
3:× 手関節伸展(背屈)の基本軸は橈骨、移動軸は第2中手骨です。
図では手は台上に伸ばしたままで、破線は前腕の途中から立ち上がっており、第2中手骨に沿っていません。
4:○ 母指尺側内転は、示指(橈骨の延長上)を基本軸、母指を移動軸とし、手掌面上の運動として測ります。
図は示指に沿う実線を基本軸、母指に沿う破線を移動軸とし、示指へ近づける向きの矢印で正しく描かれています。
5:○ 指の外転は第3中手骨の延長線を基本軸、各指(ここでは小指)の軸を移動軸とします。
図は中指を通る実線と小指に沿う破線をとり、中指から離れる向きの矢印で正しく描かれています。
【ポイント】
手指の内外転は中指(第3指)が基準で、母指だけは示指が基準になる点が頻出です。
肩の回旋は肘90°屈曲位で前腕を指標にすることも押さえておきましょう。