正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
筋強直性ジストロフィーは、筋強直(ミオトニア:一度握ると手を開きにくい)と筋力低下を示す遺伝性の筋疾患です。
他の筋ジストロフィーと異なり、顔面・頸部・四肢の遠位の筋から弱くなるのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 痙縮は、脳や脊髄の上位運動ニューロンの障害で生じる症状です。
筋強直性ジストロフィーは筋自体の疾患であり、痙縮はみられません。
2:○ 筋強直性ジストロフィーでは、下腿の遠位の筋(前脛骨筋など)が早くから弱くなります。
そのため足関節を背屈できず、下垂足になります。
3:○ 側頭筋や咬筋などの顔面の筋が萎縮し、頬がこけて顔が細長くなります。
これを斧状顔貌と呼び、本症に特徴的です。
4:× ジストニアは、大脳基底核の障害などで生じる不随意運動です。
筋強直性ジストロフィーの症状ではありません。
5:× 有痛性けいれん(有痛性強直性けいれん)は、多発性硬化症に特徴的な症状です。
筋強直性ジストロフィーの症状ではありません。
【ポイント】
筋強直性ジストロフィーは、筋強直、遠位筋優位の筋力低下、斧状顔貌、前頭部の脱毛、白内障、心伝導障害、糖尿病などの全身症状を伴います。
叩打ミオトニアや把握ミオトニアで筋強直を確認します。