AIにおける機械学習において,2クラス分類モデルの評価方法の一つであるROC曲線で用いられる偽陽性率の説明として,最も適切なものはどれか。
ここで,分類されるデータには正しいものと間違っているものが含まれるものとする。
正答2
解説
正解は2です。
ROC(Receiver Operating Characteristic)曲線は、横軸に偽陽性率、縦軸に真陽性率をとって分類モデルを評価するグラフです。
ここでは“正しい”を陽性、“間違い”を陰性とみなします。
偽陽性率は、実際には陰性であるデータのうち、誤って陽性と予測したものの割合です。
【選択肢別解説】
1:× “間違い”と予測したデータのうち実際は“正しい”ものの割合は、陰性予測の中の誤りの割合です。
偽陽性率は「実際に陰性のデータ」を分母にします。
2:○ 実際に“間違い”(陰性)であるデータを分母とし、誤って“正しい”(陽性)と予測した割合なので、偽陽性率の定義そのものです。
3:× 実際に“間違い”のデータを正しく“間違い”と予測した割合は、真陰性率(特異度)です。
偽陽性率は1からこの値を引いたものになります。
4:× 全データのうち正しく予測できなかった割合は誤分類率です。
分母が全データなので偽陽性率とは異なります。
【ポイント】
偽陽性率=偽陽性÷(偽陽性+真陰性)、真陽性率(再現率)=真陽性÷(真陽性+偽陰性)です。
ROC曲線が左上に寄るほど、つまり曲線下の面積(AUC)が大きいほど良いモデルです。