取得原価30万円のPCを2年間使用した後,廃棄処分し,廃棄費用2万円を現金で支払った。
このときの固定資産の除却損は廃棄費用も含めて何万円か。
ここで,耐用年数は4年,減価償却方法は定額法,定額法の償却率は0.250,残存価額は0円とする。
正答4
解説
正解は4です。
固定資産の除却損は、廃棄した時点での帳簿価額(未償却残高)に、廃棄にかかった費用を加えた額です。
まず定額法で2年分の減価償却費を求め、帳簿価額を計算します。
【計算】
1年分の減価償却費=取得原価×償却率=30万円×0.250=7.5万円です。
2年分の減価償却費=7.5万円×2=15万円です。
廃棄時の帳簿価額=30万円-15万円=15万円です。
除却損=帳簿価額+廃棄費用=15万円+2万円=17万円です。
【選択肢別解説】
1:× 9.5万円は、1年分の減価償却費7.5万円に廃棄費用2万円を加えた値で、帳簿価額を正しく計算していません。
正しくは17.0万円です。
2:× 13.0万円は、帳簿価額15万円から廃棄費用2万円を差し引いた値です。
廃棄費用は損失を増やすものなので、加える必要があります。
3:× 15.0万円は、帳簿価額だけで、廃棄費用2万円を含めていない値です。
問題文は廃棄費用も含めた除却損を問うています。
4:○ 帳簿価額15万円に廃棄費用2万円を加えると、除却損は17.0万円になります。
【ポイント】
定額法の減価償却費は「取得原価×償却率」で毎年同じ額になります(残存価額0円の場合)。
除却損は「未償却残高+廃棄費用」であり、廃棄費用は差し引くのではなく加えることに注意します。