プロジェクトのスケジュールを短縮したい。
当初の計画は図1のとおりである。
作業Eを作業E1,E2,E3に分けて,図2のとおりに計画を変更すると,スケジュールは全体で何日短縮できるか。
正答1
解説
正解は1です。
図はアローダイアグラムで、矢印が作業、矢印の上が作業名、下が所要日数を表します。
図1では、Bの後にD(7日)とE(9日)が続き、EとF(5日)の後にH(4日)、I(2日)が続きます。
また、Dの後にG(7日)が続き、GとIが最後の結合点で合流します。
図2では、Eを並行して行うE1(3日)とE2(4日)に分け、両方の完了後にE3(2日)を行うよう変更しています。
E2の後の点線はダミー作業で、E3はE1とE2の両方が終わってから始められることを表します。
【計算】
図1で、Bの終了はA5日+B8日=13日目です。
経路A、B、D、Gは、13+7+7=27日です。
Eの終了は13+9=22日目で、C、Fの経路の終了は5+7+5=17日目です。
Hの開始は22日目なので、経路A、B、E、H、Iは22+4+2=28日です。
したがって、図1の全体の所要日数は28日です。
図2で、E1の終了は13+3=16日目、E2の終了は13+4=17日目です。
E3はその両方の後に始まるので、17+2=19日目に終了します。
Hの開始は、E3の19日目とFの17日目の遅いほうで19日目となり、Iの終了は19+4+2=25日目です。
一方、経路A、B、D、Gは変わらず27日です。
したがって、図2の全体の所要日数は27日で、28-27=1日短縮できます。
【選択肢別解説】
1:○ Eを含む経路は25日に短縮されますが、D、Gを通る経路が27日のまま残ります。
全体は28日から27日となり、1日の短縮です。
2:× 2日短縮して26日にするには、D、Gを通る27日の経路も短縮する必要があります。
この経路は変更されていないので誤りです。
3:× 3日短縮は、Eを含む経路の短縮分(28日から25日)だけを見た値です。
新たにD、Gを通る経路がクリティカルパスになるので、全体は3日短縮されません。
4:× 4日短縮は、短縮できる日数を過大に見積もった値です。
全体の所要日数は最も長い経路で決まるので、27日より短くはなりません。
【ポイント】
クリティカルパスを短縮すると、別の経路が新たなクリティカルパスになることがあります。
短縮後は必ずすべての経路の日数を計算し直しましょう。