表は,RACIチャートを用いた,ある組織の責任分担マトリックスである。
条件を満たすように責任分担を見直すとき,適切なものはどれか。
〔条件〕
・各アクティビティにおいて,実行責任者は1人以上とする。
・各アクティビティにおいて,説明責任者は1人とする。
アクティビティ/菊池|佐藤|鈴木|田中|山下
①|R|C|A|C|C
②|R|R|I|A|C
③|R|I|A|I|I
④|R|A|C|A|I
正答4
解説
正解は4です。
RACIチャートは、各作業に対する各人の責任を4種類の記号で表した表です。
R(Responsible)は実行責任、A(Accountable)は説明責任を表します。
C(Consulted)は相談対応、I(Informed)は報告先を表します。
条件は「Rが1人以上」「Aがちょうど1人」なので、変更後にすべてのアクティビティが条件を満たすかを確認します。
現状では、アクティビティ④だけがAが佐藤と田中の2人で、条件に反しています。
【選択肢別解説】
1:× アクティビティ①のRは菊池だけなので、菊池をIに変更するとRが0人になります。
「実行責任者は1人以上」の条件に反し、④の問題も解消されません。
2:× アクティビティ②の佐藤をAにすると、Aが佐藤と田中の2人になります。
「説明責任者は1人」の条件に反し、④の問題も解消されません。
3:× アクティビティ③のAは鈴木だけなので、鈴木をCに変更するとAが0人になります。
「説明責任者は1人」の条件に反し、④の問題も解消されません。
4:○ アクティビティ④の田中をAからRに変更すると、Aは佐藤の1人、Rは菊池と田中の2人になります。
①から③はもともと条件を満たしているので、すべてのアクティビティが条件を満たします。
【ポイント】
RACIでは、Rは複数人でもよいのに対し、Aは必ず1人に絞るのが原則です。
責任の所在をはっきりさせるため、説明責任者を一人に決めます。