企業のDMZ上で1台のDNSサーバを,インターネット公開用と,社内のPC及びサーバからの名前解決の問合せに対応する社内用とで共用している。
このDNSサーバが,DNSキャッシュポイズニング攻撃を受けた結果,直接引き起こされ得る現象はどれか。
正答4
解説
正解は4です。
DNSキャッシュポイズニングは、DNSサーバのキャッシュに偽の名前解決情報を覚え込ませる攻撃です。
このDNSサーバは社内用の名前解決(キャッシュサーバの役割)も兼ねているため、社内の利用者が偽の情報を受け取ることになります。
【選択肢別解説】
1:× キャッシュポイズニングで書き換わるのは、メモリ上のキャッシュの情報です。
ハードディスク上に定義されたDNSサーバ名が書き換わるわけではありません。
2:× キャッシュポイズニングは、偽の応答をキャッシュさせる攻撃です。
メモリ上にワームが常駐して不正プログラムを送り込む攻撃ではありません。
3:× 偽の名前解決情報によって電子メールの配送先が変わることはありますが、メールアドレスそのものが書き換えられるわけではありません。
社内の利用者間のメールで直接起こる現象ではありません。
4:○ 社内の利用者が特定のWebサーバ名を問い合わせると、キャッシュされた偽のIPアドレスが返されます。
その結果、攻撃者が用意した本来とは異なるWebサーバに誘導されます。
【ポイント】
対策として、公開用(コンテンツサーバ)と社内用(キャッシュサーバ)のDNSサーバを分けることや、DNSSECによる応答の検証が挙げられます。