JIS X 9401:2016(情報技術-クラウドコンピューティング-概要及び用語)の定義によるクラウドサービス区分において,パブリッククラウドのクラウドサービスカスタマのシステム管理者が,仮想サーバのゲストOSに対するセキュリティパッチの管理と適用を実施可か実施不可かの組合せのうち,適切なものはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
この問題は、クラウドサービスの区分ごとに、利用者(クラウドサービスカスタマ)のシステム管理者が仮想サーバのゲストOSにセキュリティパッチを適用できるかを問うています。
ポイントは、ゲストOSの管理責任が利用者側と事業者側のどちらにあるかです。
【選択肢別解説】
1:× PaaSを実施可としています。
PaaS(Platform as a Service)では、OSやミドルウェアなどのプラットフォームは事業者が管理し、利用者はその上でアプリケーションを動かします。
利用者はゲストOSにパッチを適用できないので、実施不可が正しいです。
2:○ IaaS(Infrastructure as a Service)では、利用者が仮想サーバのOSから上を自ら管理するので、ゲストOSへのパッチ適用を実施できます。
PaaSではOSを事業者が管理し、SaaS(Software as a Service)ではアプリケーションまで事業者が管理するので、どちらも実施不可です。
3:× IaaSを実施不可、PaaSを実施可としています。
実際は逆で、ゲストOSを利用者が管理できるのはIaaSだけです。
4:× SaaSを実施可としています。
SaaSの利用者は提供されたアプリケーションを使うだけで、OSには手を加えられないため実施不可です。
また、IaaSは実施可が正しいです。
【ポイント】
IaaSはOSから上、PaaSはアプリケーション、SaaSはアプリケーションの設定やデータ程度が利用者の管理範囲です。
管理範囲が利用者側にあるほど、セキュリティ対策の責任も利用者側にあります。