正答3
解説
正解は3です。
この問題は、マイクロプロセッサの耐タンパ性を高める手法を問うています。
耐タンパ性とは、内部の回路やデータを不正に解析・改ざんしようとする行為に対する耐性のことです。
【選択肢別解説】
1:× ESD(Electrostatic Discharge、静電気放電)への耐性強化は、静電気による故障を防ぎ、信頼性を高める対策です。
内部を解析されにくくする耐タンパ性の向上とは目的が異なります。
2:× 検査用パッドを残しておくと、攻撃者がそこから内部の信号にアクセスする手掛かりになります。
耐タンパ性を高めるには、検査終了後に検査用パッドを除去したり無効化したりします。
3:○ チップを開けて内部を物理的に解析しようとすると内部回路が破壊されるようにしておけば、内部の情報を読み取られることを防げます。
これは代表的な耐タンパ技術です。
4:× 内部メモリの物理アドレスを整然と配置すると、配置の規則性から内部構造を推測されやすくなります。
耐タンパ性を高めるには、アドレスや配線をかく乱して不規則に配置します。
【ポイント】
耐タンパ技術には、物理的な解析で自己破壊する仕組みのほか、消費電力や処理時間から秘密情報を推測するサイドチャネル攻撃への対策もあります。
ICカードなど秘密鍵を内蔵する機器では特に重要です。