修了試験 2016-07-24実施分 基本情報技術者試験 問16
各タスクがタスク間共有変数を更新するときに,タスク間の同期制御を行わないと思わぬ結果を招くことがある。 タスク間共有変数xの初期値が3のとき,タスクAが代入文x=x+xを実行し,タスクBが代入文x=x×xを実行すると,最終的なxの値が12となるのは,どの順番で実行されたときか。 ここで,各代入文はそれぞれ次の四つの部分に分けて処理される。 タスクA(x=x+x) a1 xの値を参照しeとする。 a2 xの値を参照しfとする。 a3 e+fを計算しgとする。 a4 gによってxの値を更新する。 タスクB(x=x×x) b1 xの値を参照しhとする。 b2 xの値を参照しiとする。 b3 h×iを計算しjとする。 b4 jによってxの値を更新する。
正答2
解説
正解は2です。 同期制御をしないと、処理の割り込み方によって共有変数の結果が変わることを確かめる問題です。 xの初期値3から各選択肢の順に処理をたどり、最終値が12になるものを探します。 【選択肢別解説】 1:× a1でe=3、a2でf=3、b1でh=3、b2でi=3となります。 続くa3でg=6、a4でx=6、b3でj=3×3=9、b4でx=9となり、最終値は9です。 2:○ a1でe=3を参照した後、b1からb4までが続けて実行され、x=3×3=9に更新されます。 その後a2でf=9、a3でg=3+9=12、a4でx=12となり、最終値は12です。 3:× b1でh=3を参照した後、a1からa4までが実行されてx=6になります。 続くb2でi=6、b3でj=3×6=18、b4でx=18となり、最終値は18です。 4:× b1、b2でh=3、i=3、b3でj=9となります。 続くa1からa4でx=3+3=6に更新されますが、最後のb4でx=9に上書きされ、最終値は9です。 【ポイント】 同期制御をしていれば、Aが先ならx=6×6=36、Bが先ならx=9+9=18のどちらかになります。 12のような想定外の値を防ぐには、セマフォなどの排他制御で、参照から更新までを一続きの処理にします。まとめて解く
修了試験 2016-07-24実施分を通しで解く(80問)→