48歳、男性。
教員。
身長 178 cm、体重 80 kg、BMI 25.2 kg/m2、標準体重 70 kg。
血圧 135/88 mmHg。
空腹時の血液検査値は、LDL コレステロール 120 mg/dL、HDL コレステロール 45 mg/dL、トリグリセリド 180 mg/dL。
この患者に対して、動脈硬化性疾患予防のために、初回の外来栄養食事指導を行った。
翌月、2回目の指導の前に1日当たりの食事摂取量の評価を行った。
改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022の食事療法の目標と、患者の摂取量を照らし合わせる問題です。
この患者は標準体重70 kgで、トリグリセリドが180 mg/dLと高値です。
【選択肢別解説】
1:× エネルギーの目安は、目標体重×25〜30 kcal程度(70 kg×25〜30=1,750〜2,100 kcal)です。
2,000 kcalはこの範囲内です。
2:× たんぱく質90 gは約360 kcalで、2,000 kcalの約18%Eです。
目安の範囲内です。
3:× 飽和脂肪酸12 gは約108 kcalで、約5%Eです。
目標の7%E未満を満たしています。
4:× 食物繊維は25 g/日以上が目標で、25 gは目標を満たしています。
5:○ アルコールは25 g/日以下に抑えることが勧められています。
45 gは過剰で、トリグリセリド上昇の原因にもなるため、改善が必要です。
【ポイント】
動脈硬化予防の数値目標は、飽和脂肪酸7%E未満、食物繊維25 g/日以上、アルコール25 g/日以下です。
高トリグリセリド血症では、特に節酒が重要です。