K 中学校の栄養教諭である。
給食がない夏休みにおいてもバランスのとれた昼食を摂れるよう、家庭科教諭と連携し、夏休み前に「昼食料理動画」を作成し、夏休みに入ってからそれを配信することにした。
イノベーション普及理論の「試行可能性」を用いた動画の普及方法として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
イノベーション普及理論(ロジャーズ)では、新しい考えや行動の広まりやすさに影響する特性として、相対的優位性・適合性(両立可能性)・複雑性・試行可能性・観察可能性の5つを挙げています。
試行可能性とは、本格的に取り入れる前に小規模に試してみることができる性質です。
【選択肢別解説】
1:× 調理と片付けが簡単な料理を選ぶことは、「わかりやすさ・取り組みやすさ」に関わる複雑性の工夫です。
試行可能性ではありません。
2:× 多くの料理を取り上げると内容が複雑になり、取り組みにくくなります。
試行可能性を高める方法でもありません。
3:× スマートフォンで視聴できる大きさにすることは、生徒の生活様式に合わせる適合性(両立可能性)の工夫です。
4:○ 夏休み前の調理実習で動画の料理を1品作ることは、家庭で本格的に取り入れる前に一度試してみる機会になります。
これが試行可能性を高める方法に当たります。
5:× 作った料理の写真を共有して他者の成果が見えるようにすることは、観察可能性を高める工夫です。
【ポイント】
5つの特性を、具体的な工夫と1対1で結びつけて覚えましょう。
「試しにやってみる」は試行可能性、「他人の様子が見える」は観察可能性、「生活に合う」は適合性です。