正答4
解説
正解は4です。
骨粗鬆症は、骨量の減少と骨質の劣化によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる疾患です。
骨の石灰化は正常で、骨の量そのものが減るのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 類骨(石灰化していない骨基質)が増加するのは、骨軟化症やくる病です。
骨粗鬆症では類骨は増えません。
2:× 骨粗鬆症は、閉経などによるエストロゲンの欠乏で起こりやすくなります。
エストロゲンは骨吸収を抑えているため、減少すると骨吸収が進みます。
3:× 骨粗鬆症では、骨吸収が骨形成を上回ります。
その差が積み重なって骨量が減少します。
4:○ 原発性骨粗鬆症の診断では、骨密度をYAM(若年成人平均値)と比べた割合を用います。
脆弱性骨折がない場合、骨密度がYAMの70%以下で骨粗鬆症と診断されます。
5:× 副腎皮質ステロイド薬は、骨形成を抑えて骨粗鬆症の原因となる薬です。
治療にはビスホスホネート薬や活性型ビタミンD3製剤などが用いられます。
【ポイント】
ステロイド薬の長期使用による骨粗鬆症は、続発性骨粗鬆症の代表です。
椎体骨折や大腿骨近位部骨折があれば、骨密度にかかわらず骨粗鬆症と診断されます。