正解は4です。
窒素出納は、体内に入った窒素量と体外へ出た窒素量の差で、たんぱく質の同化・異化の状態を表します。
たんぱく質の窒素含有率は約16%なので、たんぱく質量を6.25で割ると窒素量になります。
【計算】
窒素出納(g)=摂取窒素量-(尿中尿素窒素排泄量+その他の窒素損失量)です。
摂取窒素量=50 g÷6.25=8 g です。
排泄窒素量=6 g+4 g=10 g です。
窒素出納=8 g-10 g=-2 g です。
【選択肢別解説】
1:× 8 g は摂取窒素量そのものです。
排泄量を差し引いていないので誤りです。
2:× 6 g は尿中尿素窒素排泄量の値です。
窒素出納ではありません。
3:× 2 g は、その他の窒素損失4 g を差し引かなかったか、符号を逆にした値です。
摂取より排泄が多いので、窒素出納は正ではなく負になります。
4:○ 摂取窒素8 g に対して排泄窒素が10 g なので、窒素出納は-2 g です。
負の値は、体たんぱく質の分解が合成を上回っている状態を示します。
5:× -6 g は、その他の窒素損失4 g を二重に差し引くなど、計算を誤った値です。
正しくは-2 g です。
【ポイント】
窒素出納が正なら同化(体たんぱく質の蓄積)、負なら異化が優位です。
たんぱく質量と窒素量の換算係数6.25は必ず覚えておきます。