正答1
解説
正解は1です。
急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎障害、慢性腎不全の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 急性糸球体腎炎の多くは、A群β溶血性連鎖球菌による咽頭炎などの後に発症します。
感染から1〜2週間後に、血尿・浮腫・高血圧で発症するのが典型です。
2:× ネフローゼ症候群の診断基準に、血圧値は含まれません。
必須条件は、1日3.5 g以上のたんぱく尿と、血清アルブミン値3.0 g/dL以下の低アルブミン血症です。
3:× 出血性ショックは、腎後性ではなく腎前性の急性腎障害(AKI)の原因です。
腎臓への血流が減ることで糸球体濾過量が低下します。
腎後性は尿路の閉塞によるものです。
4:× 慢性腎不全では、リンの排泄が低下するため高リン血症がみられます。
5:× 末期腎不全では、二次性副甲状腺機能低下症ではなく亢進症が合併します。
高リン血症と活性型ビタミンDの低下で低カルシウム血症となり、副甲状腺ホルモンの分泌が増えるためです。
【ポイント】
ネフローゼ症候群では、浮腫と脂質異常症も診断の参考になります。
慢性腎臓病の骨・ミネラル代謝異常では、高リン血症・低カルシウム血症・二次性副甲状腺機能亢進症がそろって問われます。