正答1
解説
正解は1です。
炎症、壊死、細胞死、化生、腫瘍といった病理学の基本概念を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ ケルススの炎症の4徴候は、発赤・発熱(熱感)・腫脹・疼痛です。
発赤は血管拡張による充血で生じます。
2:× 乾酪壊死は、結核でみられる壊死です。
クローン病では、乾酪壊死を伴わない類上皮細胞肉芽腫がみられます。
3:× アポトーシスは、細胞が断片化して貪食される計画的な細胞死です。
細胞内容物が漏れ出ないため、炎症を引き起こしません。
炎症を伴うのはネクローシス(壊死)です。
4:× 食道はもともと扁平上皮で覆われているため、扁平上皮化生は起こりません。
食道でみられるのは、逆流性食道炎に伴う円柱上皮化生(バレット食道)です。
5:× 良性腫瘍は、悪性腫瘍に比べて異型性が弱いです。
悪性腫瘍ほど正常組織からかけ離れた形態になります。
【ポイント】
ガレノスは4徴候に機能障害を加えて5徴候としました。
扁平上皮化生は、喫煙者の気管支や子宮頸部でみられます。