K 市健康増進課の管理栄養士である。
K 市( 5万人)では健康増進計画の一環として、減塩の取組を行ってきた。
取組開始時に、食塩摂取量と減塩に対する意識について調査を行っており、減塩に対する意識が高い者の方が食塩摂取量が少なかった。
計画は 10年計画で、 5年目に中間評価を行った。
表は過去 4年間に行った取組である。
食塩摂取量の変化とその考察を踏まえて、市民の食塩摂取状況の課題解決に向けて、取組を見直した。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
これまでの取組は減塩への意識が高い人にしか届かず、摂取量の多い人がかえって増えました。
課題を解決するには、減塩に関心のない人も含め、市民全体が自然に減塩できる食環境づくりが必要です。
【選択肢別解説】
1:× 民間のレシピサイトで発信しても、レシピを自分から探す人にしか届きません。
減塩への意識が低い人に届かないという課題は解決しません。
2:× 公開講座の会場を大きくしても、参加するのは関心の高い人です。
摂取量の多い人に働きかける方法にはなりません。
3:× 調理実習の回数を増やし土日に開催しても、参加者は意識の高い人に偏ります。
二極化の解消にはつながりません。
4:○ スーパーマーケットと協働して弁当や惣菜の食塩量を減らすと、買った人は意識しなくても減塩できます。
減塩をうたわないので、減塩に関心のない人も避けずに手に取ります。
市民全体に働きかけるポピュレーションアプローチとして、最も適切な見直しです。
【ポイント】
無関心層への対策では、本人の努力に頼らず、環境を変えて健康的な選択を自然に促す方法が有効です。
食品事業者と連携した食環境整備は、健康日本21でも重視されています。