正答3
解説
正解は3です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)では気流制限のため、呼吸に多くのエネルギーが必要になります。
エネルギー消費が増える一方で食事量が減りやすく、体重減少やサルコペニアが起こりやすい疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 気流制限のため呼吸筋の仕事量が増えます。
呼吸筋の酸素消費量は減少ではなく増加します。
2:× 呼吸筋の仕事量の増加や全身性の炎症により、エネルギー消費が増えます。
安静時のエネルギー消費量(基礎代謝量)は減少ではなく増加します。
3:○ COPDでは、活動量の低下、低栄養、ステロイド薬の使用、全身性炎症が重なります。
そのため骨粗鬆症を合併しやすく、骨密度が低下します。
4:× COPDでは体重減少が予後を悪化させます。
エネルギー摂取量は制限せず、高エネルギー食で十分に確保します。
5:× BCAA(分岐鎖アミノ酸)は筋たんぱく質の合成を促し、呼吸筋や骨格筋の維持に役立ちます。
制限ではなく、積極的な摂取が推奨されます。
【ポイント】
COPDの栄養療法は高エネルギー・高たんぱく質が基本です。
1回の食事量を減らして回数を増やす分食で、腹部膨満による呼吸困難を防ぎます。