正答5
解説
正解は5です。
医薬品による電解質異常を問う問題です。
利尿薬・降圧薬・漢方薬・ステロイドは、腎臓でのナトリウムやカリウムの扱いに影響します。
【選択肢別解説】
1:× サイアザイド系利尿薬は、遠位尿細管でナトリウムの再吸収を抑えます。
その結果、尿中ナトリウム排泄は抑制ではなく促進されます。
2:× ループ利尿薬は、ヘンレループでのナトリウム・カリウムなどの再吸収を抑えます。
尿中カリウム排泄は抑制ではなく促進され、低カリウム血症を起こしやすくなります。
3:× アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)はアルドステロンの分泌を抑えます。
カリウムの排泄が減るため、血清カリウム値は低下ではなく上昇しやすくなります。
4:× 甘草に含まれるグリチルリチンは、偽アルドステロン症を起こすことがあります。
カリウムの排泄が増えるため、血清カリウム値は上昇ではなく低下します。
5:○ コルチゾールには鉱質コルチコイド様の作用があります。
腎臓でナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促すため、血清カリウム値が低下します。
【ポイント】
低カリウム血症を起こしやすい薬は、ループ利尿薬・サイアザイド系利尿薬・甘草・ステロイドです。
高カリウム血症を起こしやすい薬は、ACE阻害薬・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬・カリウム保持性利尿薬です。