正答5
解説
正解は5です。
暑熱・寒冷・高地・高圧・無重力などの特殊環境での生体反応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 低温環境では、熱産生は低下するのではなく増加します。
ふるえや代謝の亢進によって熱をつくり、体温を保とうとするためです。
2:× 高温環境では、アルドステロンの分泌量は減少するのではなく増加します。
大量の発汗で失われるナトリウムと水を、腎臓で再吸収して保持するためです。
3:× 低圧環境(高地)では、食欲は亢進するのではなく低下します。
低酸素状態により、食欲不振が起こりやすくなるためです。
4:× 高圧環境では、肺胞内の酸素分圧は低下するのではなく上昇します。
気圧が高くなると、吸い込む空気に含まれる酸素の分圧も高くなるためです。
5:○ 無重力環境では骨吸収が亢進します。
骨にかかる重力や筋肉の負荷がなくなることで骨の形成が減り、破骨細胞による骨吸収が進むためです。
尿中カルシウム排泄量も増えます。
【ポイント】
無重力環境や長期臥床では、骨量と筋肉量が減少することを押さえておきます。
高地では、低酸素に適応するためエリスロポエチンが増え、赤血球が増加します。