正答4
解説
正解は4です。
腎臓での濾過と、尿の性状、体液量の調節を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 赤血球は通常、糸球体基底膜を通過しません。
血球や大きなたんぱく質は濾過されず、尿に赤血球が出る場合は血尿という異常です。
2:× 1日の糸球体濾過量は約1.5 Lではなく、約150〜180 Lです。
約1.5 Lというのは1日の尿量の目安で、濾過された水の99%前後は再吸収されます。
3:× 推算糸球体濾過量(eGFR)の算出に24時間蓄尿は必要ありません。
血清クレアチニン値と年齢・性別から計算式で求めます。
4:○ 尿のpHは血液のpHより大きく変動します。
血液のpHが7.35〜7.45に厳密に保たれるのに対し、尿のpHは余分な酸や塩基を排泄する結果、およそ4.5〜8.0の範囲で変わるからです。
5:× 循環血漿量が減少すると、レニンの分泌は抑制されるのではなく促進されます。
腎血流の低下を傍糸球体細胞が感知し、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系で血圧と体液量を回復させるためです。
【ポイント】
腎臓は尿のpHを変えることで血液のpHを一定に保っています。
eGFRは慢性腎臓病(CKD)の重症度分類にも用いられます。