正答2
解説
正解は2です。
血液のpHを一定に保つ仕組みと、酸塩基平衡の異常に対する代償を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 血液のpHは7.0±0.05ではなく、7.40±0.05(7.35〜7.45)に維持されています。
2:○ 呼吸性アシドーシスでは、腎臓からの水素イオン(H⁺)の排泄が促進されます。
二酸化炭素の蓄積で血液が酸性に傾くため、腎臓がH⁺を排泄し重炭酸イオンを再吸収して代償するからです。
3:× 代謝性アシドーシスでは、呼吸数は減少するのではなく増加します。
呼吸を深く速くして二酸化炭素を多く排出し、pHの低下を代償するためです。
4:× 腎機能が低下すると、重炭酸イオンの再吸収は促進されるのではなく低下します。
そのため腎不全では代謝性アシドーシスになりやすくなります。
5:× ケトン体が増加すると、代謝性アルカローシスではなく代謝性アシドーシスになります。
アセト酢酸やβ-ヒドロキシ酪酸は酸性物質だからです。
【ポイント】
呼吸性の異常は腎臓が代償し、代謝性の異常は呼吸が代償します。
糖尿病性ケトアシドーシスでみられる深く大きな呼吸(クスマウル呼吸)は、呼吸性代償の典型です。