K 県保健所に勤務する管理栄養士である。
食品表示に関する相談業務を担当することになった。
管内に本社と工場を置く食品製造事業者から、販売を予定している商品の表示について相談があった。
食品表示基準に基づき、栄養成分表示(図 1 )の改善点の助言を行った。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
図1 ○○食品 おさかなソーセージ
表示:カルシウムたっぷり/××ポリフェノール入り!
栄養成分表示(1本50 g当たり)
エネルギー:78〜82 kcal
たんぱく質:5.0 g
脂質:4.0〜4.4 g
-DHA:700 mg
炭水化物:5.6 g
食塩相当量:0.8 g
カルシウム:250 mg
正答3
解説
正解は3です。
食品表示基準に基づく栄養成分表示のルールに照らして、図1の表示の改善点を考えます。
図1は「1本50 g当たり」で表示し、エネルギーと脂質は幅で、脂質の下に「-DHA:700 mg」と記載しています。
【選択肢別解説】
1:× 栄養成分の含有量は、100 g当たりに限らず表示できます。
100 g、100 mL、1食分、1包装などの単位で表示でき、「1本50 g当たり」も認められます。
2:× 表示値は、一定の値のほか、下限値と上限値による幅で示すことも認められています。
一定値にする必要はありません。
3:○ DHAは、食品表示基準で定められた栄養成分ではありません。
脂質の内訳として枠内に並べず、栄養成分表示とは区別して枠外に表示する必要があります。
4:× ポリフェノールも、食品表示基準で定められた栄養成分ではありません。
栄養成分表示の枠内に含有量を表示する必要はありません。
5:× 「カルシウムたっぷり」は、栄養成分の量が多いことを示す強調表示です。
強調表示の基準を満たせばよく、栄養機能食品であることの表示は必要ありません。
【ポイント】
栄養成分表示の枠内には、食品表示基準で定められた成分だけを表示します。
「たっぷり」「高」などの強調表示には、成分ごとに基準値があります。