疾病 A の有病率が 10% である 1,000人の集団を対象に、疾病 A のスクリーニングテストを行った。
疾病 A を有する者で陽性反応になった者は 90人、疾病 Aを有しない者で陰性反応になった者は 720人となった。
このスクリーニングテストの陽性反応的中度を求めた。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
陽性反応的中度は、検査で陽性と判定された人のうち、実際に疾病をもつ人の割合です。
問題文の数値から2×2表を作って求めます。
【計算】
疾病Aを有する者=1,000人×10%=100人です。
疾病Aを有しない者=1,000人−100人=900人です。
真陽性は90人です。
偽陽性=疾病のない900人−陰性720人=180人です。
陽性者の合計=90人+180人=270人です。
陽性反応的中度=90人÷270人=0.333…となり、約0.33です。
【選択肢別解説】
1:× 0.10は有病率(100人÷1,000人)と同じ値です。
陽性反応的中度は0.33です。
2:○ 陽性者270人のうち真陽性は90人なので、陽性反応的中度は約0.33です。
計算結果と一致します。
3:× 0.67は陽性者のうち疾病のない人(偽陽性180人÷270人)の割合です。
陽性反応的中度ではありません。
4:× 0.80は特異度(陰性720人÷疾病のない900人)です。
陽性反応的中度ではありません。
5:× 0.90は敏感度(真陽性90人÷疾病のある100人)です。
陽性反応的中度ではありません。
【ポイント】
敏感度と特異度は検査そのものの性能で、有病率に左右されません。
陽性反応的中度は有病率が低い集団ほど低くなる点が頻出です。