正答4
解説
正解は4です。
がん患者の病態と栄養管理を問う問題です。
がんの進行や治療によって起こる代謝の変化や、手術後の消化吸収の変化を考えます。
【選択肢別解説】
1:× がん悪液質では、炎症性サイトカインなどの影響で筋たんぱく質が分解されます。
同化ではなく異化が優位になり、筋肉量が減少します。
2:× 化学療法では、悪心・嘔吐や味覚障害、口内炎などの副作用が起こります。
そのため、食欲は増進ではなく低下しやすくなります。
3:× 胃切除術後は胃酸が減り、カルシウムが溶けにくくなります。
脂肪の吸収障害も加わり、カルシウムの吸収は亢進ではなく低下します。
4:○ 上行結腸は大腸の始まりの部分で、水分の吸収がまだ十分に行われていません。
ここにストマを造ると便が水様になり、水分と電解質を失いやすいため、脱水に注意します。
5:× 終末期でも、本人が希望し安全に食べられる場合は、経口摂取を支援します。
食べる楽しみを支えることは、生活の質の維持に重要です。
【ポイント】
ストマは肛門に近いほど便が固くなり、口側に近いほど水様になります。
回腸ストマや上行結腸ストマでは、水分と塩分の補給が大切です。