正答5
解説
正解は5です。
自己免疫疾患と、その特徴的な症候の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 強皮症では、皮膚や消化管の線維化が起こり、食道の蠕動は低下します。
亢進するのではなく低下するため、嚥下困難や逆流性食道炎を起こしやすくなります。
2:× シェーグレン症候群では、涙腺や唾液腺が障害されます。
涙液分泌は増加ではなく減少し、眼の乾燥(ドライアイ)や口の乾燥がみられます。
3:× バセドウ病は甲状腺機能亢進症で、代謝が亢進します。
徐脈ではなく頻脈がみられます。
4:× 橋本病は、甲状腺機能低下症の原因として最も多い病気です。
代謝が低下して発汗が減るため、皮膚は湿潤ではなく乾燥します。
5:○ 全身性エリテマトーデス(SLE)では、鼻から両頬にかけて蝶が羽を広げた形の紅斑が出ます。
これを蝶形紅斑といい、SLEに特徴的な症候です。
【ポイント】
SLEは若い女性に多く、腎障害(ループス腎炎)が予後を左右します。
甲状腺疾患では「亢進症は頻脈・発汗・体重減少、低下症は徐脈・皮膚乾燥・むくみ」と対比します。