正答5
解説
正解は5です。
腎臓の構造と、尿の生成・濃縮のしくみを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 糸球体を流れる血液は、輸入細動脈から入り、輸出細動脈へ出ていく動脈血です。
静脈血ではありません。
2:× ボーマン嚢は、糸球体の中ではなく、糸球体を外側から包む袋状の構造です。
糸球体とボーマン嚢をあわせて腎小体といいます。
3:× 尿細管は、ボーマン嚢から集合管までの管です。
腎盂から膀胱までの尿路は、尿管です。
4:× 原尿は、糸球体で濾過されてボーマン嚢に出た液です。
原尿は尿細管で再吸収・分泌を受けて尿となり、それが膀胱にためられます。
5:○ 血漿の浸透圧は、約285 mOsm/kg前後の狭い範囲に保たれています。
一方、尿の浸透圧は、水分の摂取状況に応じて約50〜1,200 mOsm/kgと大きく変動します。
腎臓が尿を濃縮・希釈することで、血漿の浸透圧を一定に保っているためです。
【ポイント】
原尿は1日約150Lつくられますが、その約99%が再吸収され、尿量は1日約1.5Lになります。
尿の濃縮には、抗利尿ホルモン(バソプレシン)による集合管での水の再吸収が関わります。