正答4
解説
正解は4です。
代表的な臨床検査の意味と、検査値の変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× C反応性たんぱく質(CRP)は、炎症があると肝臓での産生が増え、血中濃度は上昇します。
低下するのではありません。
2:× 血中尿素窒素は、たんぱく質の異化が亢進すると増加します。
アミノ酸の分解で生じたアンモニアが尿素になるためです。
3:× 胆道が閉塞すると、肝臓で抱合された直接ビリルビンが排泄されず、血中で優位に増加します。
間接ビリルビンが優位に増加するのは、溶血性貧血などです。
4:○ 臓器移植では、拒絶反応を減らすため、提供者と受容者のヒト白血球型抗原(HLA)の適合を調べます。
HLAは、自己と非自己を見分ける目印となる分子です。
5:× 75g経口ブドウ糖負荷試験は、糖尿病の診断や耐糖能の評価のために行います。
糖尿病網膜症の有無は、眼底検査で判断します。
【ポイント】
ビリルビンは「溶血では間接型が優位、肝細胞障害や胆道閉塞では直接型が優位」と整理します。
BUNは、腎機能低下のほか、たんぱく質の摂取過剰、異化亢進、消化管出血でも上昇します。