正答3
解説
正解は3です。
炎症の経過と、腫瘍の分化度・分類を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 急性炎症では、血管が拡張し、血管透過性は亢進します。
その結果、血漿成分が血管外に出て、腫れ(浮腫)が生じます。
2:× 慢性炎症でみられる浸潤細胞は、主にリンパ球、形質細胞、マクロファージです。
好中球が主体となるのは急性炎症です。
3:○ 肉芽組織は、炎症や組織の損傷のあと、修復の過程で形成されます。
新しい毛細血管と線維芽細胞が増え、最終的には瘢痕組織になります。
4:× 良性腫瘍は、悪性腫瘍に比べて細胞の分化度が高く、もとの組織に似ています。
分化度が低い(未分化な)のは悪性腫瘍です。
5:× 肉腫は、骨・筋・脂肪などの非上皮性組織から生じる悪性腫瘍です。
上皮性の悪性腫瘍は、がん腫と呼ばれます。
【ポイント】
炎症の4徴候(発赤・熱感・腫脹・疼痛)に機能障害を加えて5徴候といいます。
悪性腫瘍の特徴は、分化度が低い、浸潤性に増殖する、転移する、の3点です。