K 市保健センターの管理栄養士である。
相談者は、K 市在住の 35歳、女性。
第1子妊娠中である。
7か月乳児健康診査の際に、「卵を初めて与えてしばらくしたら、湿疹がひどくなって心配です」との相談を受けた。
最初にすべきこととして助言した内容である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
卵を与えた後に湿疹が悪化しており、食物アレルギーの可能性があります。
しかし湿疹の悪化は、ほかの原因で起こることもあり、自己判断で食物を除去すべきではありません。
最初にすべきことは、医師の診察を受けることです。
【選択肢別解説】
1:× 離乳食を一時中止すると、必要な栄養がとれず、発育に影響するおそれがあります。
医師の診断を受けずに中止すべきではありません。
2:× 卵を原料とした食品を自己判断ですべて除去すると、不必要な除去になるおそれがあります。
除去が必要かどうかは、医師が診断して判断します。
3:○ 湿疹の治療と、食物アレルギーかどうかの診断を、まず医師に相談するよう勧めます。
湿疹がある皮膚からはアレルギーの感作が起こりやすいため、湿疹の治療自体も重要です。
4:× 卵白特異的IgE抗体が陽性でも、それだけでは食物アレルギーとは診断できません。
検査が必要かどうかも医師が判断するため、最初の助言としては不適切です。
【ポイント】
食物アレルギーの診断は、症状の経過、血液検査、食物経口負荷試験などを組み合わせて医師が行います。
除去は「正しい診断に基づく必要最小限の除去」が原則です。