正答3
解説
正解は3です。
うっ血性心不全が増悪すると、心臓のポンプ機能が低下して体内に水分とナトリウムが貯留します。
病態の変化と、それに合わせた水分・食塩の制限を確認する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 心不全が増悪すると心臓が拡大するため、心胸郭比は小さくではなく大きくなります。
2:× 心拍出量の低下を補うため、交感神経系は抑制ではなく亢進します。
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系も活性化します。
3:○ BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は、心室の壁に負荷がかかると分泌されます。
心不全の増悪で血漿BNP値は上昇し、重症度の指標に使われます。
4:× 増悪時は体液が貯留しているため、水分は制限します。
50mL/kg標準体重/日は多すぎて、うっ血を悪化させます。
5:× 心不全では食塩を6g/日未満に制限します。
8g/日では制限として不十分で、増悪時はさらに厳しく制限することもあります。
【ポイント】
心不全の増悪では、心胸郭比の拡大、BNP上昇、交感神経系の亢進がそろって起こります。
栄養管理の基本は、食塩制限と、体液貯留がある場合の水分制限です。