正答1
解説
正解は1です。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と甲状腺機能低下症(橋本病)の病態と栄養管理を問う問題です。
バセドウ病は代謝が亢進し、橋本病は代謝が低下します。
【選択肢別解説】
1:○ バセドウ病は、TSH受容体を刺激する自己抗体(TSH受容体抗体)が甲状腺ホルモンを過剰に分泌させる自己免疫疾患です。
この抗体が陽性となることが診断の根拠になります。
2:× バセドウ病では代謝が亢進し、エネルギー消費量が増えて体重が減少します。
エネルギー摂取量は制限せず、十分に補給します。
3:× バセドウ病では発汗が多く、体内の水分が失われやすくなります。
水分摂取量は制限せず、十分に補給します。
4:× 橋本病で甲状腺ホルモンが不足すると、下垂体からの甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌は増えます。
TSHは低下ではなく上昇します。
5:× 橋本病でたんぱく質摂取量を制限する必要はありません。
代謝の低下に合わせてエネルギーを適正にし、必要に応じてヨウ素の過剰摂取を避けます。
【ポイント】
甲状腺ホルモンとTSHは負のフィードバックで調節されるため、機能低下症ではTSHが上がり、機能亢進症ではTSHが下がります。
バセドウ病は「高エネルギー・高たんぱく質・十分な水分」が栄養管理の基本です。