正答4
解説
正解は4です。
経腸栄養剤と静脈栄養の組成に関する基本的な数値を問う問題です。
成分栄養剤の特徴と、中心静脈栄養と末梢静脈栄養で使える糖濃度の違いが論点です。
【選択肢別解説】
1:× 成分栄養剤は、窒素源がアミノ酸で、消化をほとんど必要としない栄養剤です。
食物繊維は含まれません。
2:× 成分栄養剤は脂質をごくわずかしか含まず、脂質エネルギー比率は数%程度です。
20%Eではありません。
長期使用では必須脂肪酸欠乏に注意し、脂肪乳剤などで補います。
3:× 経腸栄養剤のNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)は、一般に150前後に設計されています。
50未満ではありません。
NPC/Nを低くするのは、たんぱく質を多めに与える侵襲時などです。
4:○ 中心静脈栄養法では、血流の多い太い静脈に投与するため、高濃度の糖質を含む輸液が使えます。
糖質濃度30%程度の高カロリー輸液を用いることができるので、正しい記述です。
5:× 末梢静脈栄養法では、浸透圧が高い輸液を使うと静脈炎を起こします。
そのため糖質濃度は10%程度までに抑え、20%の輸液は用いません。
【ポイント】
高濃度の糖液は中心静脈から、低濃度の糖液は末梢静脈から投与します。
成分栄養剤は「食物繊維なし・脂質ごく少量・アミノ酸」と覚えます。