特定保健指導の積極的支援の対象になり、節酒を行動目標とした男性である。
初回面接 1か月後の支援時に、「酒の量は減らせたが、たまに飲み過ぎてしまいそうになる」と話している。
トランスセオレティカルモデルに基づく行動変容ステージに合った管理栄養士の対応である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
トランスセオレティカルモデルの行動変容ステージを判断し、そのステージに合った支援方法を選ぶ問題です。
事例の「酒の量は減らせた」「初回面接1か月後」から、行動を始めて6か月未満の実行期と判断できます。
実行期には、行動を続けるための強化マネジメント・刺激統制・逆条件づけなどが有効です。
【選択肢別解説】
1:× 節酒の効果を説明して知識を与えるのは、意識の高揚という方法です。
行動を変える気持ちがまだない無関心期に適した支援です。
2:× 悪化したときの家族への影響を考えてもらうのは、環境の再評価という方法です。
無関心期から関心期に適した支援です。
3:× 節酒に成功した自分の姿を想像してもらうのは、自己の再評価という方法です。
関心期に適した支援です。
4:× 節酒することを周囲に宣言してもらうのは、自己の解放という方法です。
行動を始めようとしている準備期に適した支援です。
5:○ 節酒できている自分へのごほうびを考えてもらうのは、強化マネジメントという方法です。
望ましい行動に報酬を与えて継続を促すため、実行期のこの男性に合っています。
【ポイント】
無関心期・関心期では意識の高揚や再評価、準備期では自己の解放、実行期・維持期では強化マネジメント・刺激統制・逆条件づけ・援助関係の利用が有効です。
実行期は行動変容後6か月未満、維持期は6か月以上継続した段階です。