正答4
解説
正解は4です。
脂肪細胞から分泌される生理活性物質(アディポカイン)の働きを問う問題です。
内臓脂肪が増えると、悪玉のアディポカインが増え、善玉のアディポネクチンが減ります。
【選択肢別解説】
1:× レプチンは、食欲を亢進するのではなく抑制します。
視床下部に作用して食欲を抑え、エネルギー消費を高めます。
2:× TNF-α(腫瘍壊死因子α)は、インスリン抵抗性を改善するのではなく引き起こします。
3:× アディポネクチンは、インスリン抵抗性を引き起こすのではなく改善します。
肥満で分泌が減るため、インスリン抵抗性が生じやすくなります。
4:○ PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子1)は、プラスミノーゲンの活性化を妨げます。
その結果、血栓を溶かす線溶系が抑制され、血栓ができやすくなります。
5:× アンギオテンシノーゲンは、血管を拡張するのではなく収縮させる方向に働きます。
アンギオテンシンⅡに変換されて血管を収縮させ、血圧を上げます。
【ポイント】
善玉アディポカインはアディポネクチン、悪玉はTNF-α・PAI-1・アンギオテンシノーゲンなどです。
レプチンは食欲を抑えるが、肥満ではレプチン抵抗性が生じます。