正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
妊娠糖尿病では、母体と胎児の合併症を防ぐため、血糖を厳格に管理します。
食事療法は、胎児の発育に必要なエネルギーを確保しつつ、食後の高血糖を防ぐことが目的です。
【選択肢別解説】
1:○ 日本糖尿病・妊娠学会では、朝食前(空腹時)血糖の目標を70〜100 mg/dLとしています。
正しい記述です。
2:× 20 kcal/kg標準体重/日では、妊娠中に必要なエネルギーが不足します。
エネルギーは標準体重×30 kcalを基本とし、肥満でなければ妊娠時期に応じた付加量を加えます。
3:○ 炭水化物のエネルギー比率は、通常の食事と同様に50〜60%を目安とします。
極端な糖質制限は、ケトン体の増加などを招くため勧められません。
4:× 1回の食事量を減らして回数を増やす分割食は、食後の高血糖と食前の低血糖を防ぐのに有効です。
禁止ではなく、むしろ推奨されます。
5:× 経口血糖降下薬は胎児への安全性が確立していないため、妊娠中は原則として使いません。
食事療法で目標に達しない場合は、インスリン療法を行います。
【ポイント】
妊娠中の血糖管理目標は、食前70〜100 mg/dL、食後2時間120 mg/dL未満です。
薬物療法が必要な場合はインスリンを用いる、と覚えましょう。