正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
肥満症の診断基準と治療に関する基本事項を問う問題です。
内臓脂肪の評価基準と、食事療法でのエネルギー設定が重要なポイントです。
【選択肢別解説】
1:○ 内臓脂肪型肥満は、腹部CTで測った臍の高さの内臓脂肪面積が100 cm²以上のものをいいます。
正しい記述です。
2:× 血清LDLコレステロール値は脂質代謝の指標であり、体脂肪量は反映しません。
体脂肪量は、生体電気インピーダンス法や二重エネルギーX線吸収法(DXA法)などで評価します。
3:× レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、体脂肪量が多いほど血中濃度が高くなります。
減量で体脂肪が減ると、血中レプチン値は上昇ではなく低下します。
4:○ 超低エネルギー食(VLCD)は、1日600 kcal以下の極端なエネルギー制限食です。
電解質異常や不整脈などの危険があるため、入院などの医療監視下で行います。
5:× 35〜40 kcal/kg標準体重/日は、肥満の治療としては多すぎる量です。
肥満症の食事療法では、25 kcal/kg標準体重/日以下を目安とします。
【ポイント】
内臓脂肪面積100 cm²は、腹囲で男性85 cm以上・女性90 cm以上に相当します。
レプチンは体脂肪量に比例するので、減量で低下すると覚えましょう。