正答3
解説
正解は3です。
誤嚥とは、飲食物や唾液が声門を越えて気管に入ることです。
誤嚥が起こる状況と、その対応についての理解を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤嚥は健常者でも起こります。
食事中にむせることがあるように、健常者でも誤嚥は起こり、通常は咳で排出されます。
2:× 誤嚥は睡眠中にも起こります。
睡眠中は嚥下反射や咳反射が低下するため、唾液などを気づかないうちに誤嚥することがあります。
3:○ 不顕性誤嚥では、むせはみられません。
咳反射が低下しているため、誤嚥してもむせが起こらず、気づかれないまま肺炎を起こすことがあります。
4:× 経鼻胃管を留置していても誤嚥は起こります。
チューブが嚥下運動を妨げたり、胃内容物の逆流を起こしたりして、かえって誤嚥の原因になります。
5:× 咽頭に残った食物は、飲水ではなく空嚥下(繰り返し飲み込む動作)で食道へ送ります。
水は流れが速く咽頭でまとまりにくいため、それ自体が誤嚥の原因になります。
ゼリーなどの飲み込みやすい食品と交互に飲み込む交互嚥下も用いられます。
【ポイント】
不顕性誤嚥は高齢者や脳血管障害の患者に多く、誤嚥性肺炎の主な原因です。
口腔ケアで口の中の細菌を減らすことが、誤嚥性肺炎の予防に有効です。